◯臀部（お尻）の真皮を
移植する場合

臀部（お尻）の真皮を移植する場合は、臀部（お尻）の一部から真皮を採取し、鼻先に移植します。
耳よりも広範囲の皮膚を採取できるため大きめの移植が可能で、柔らかく弾力性のある皮膚を鼻に使用でき、以下のメリットがあります。

• 厚みがあり、ボリュームをしっかり出せる（皮膚が厚めなので、より変化をつけやすい）
• 耳からの採取では不足する場合に適応
• より柔軟性が高く、自然な触感を得られる

◯耳後方部の真皮を
移植する場合

耳後方部の真皮を移植する場合は、耳の後ろ（耳介後部）から真皮を採取し、鼻先に移植します。
縫合後、耳の形に影響を与えずに治療し、メリットは以下の通りです。

• 傷跡が目立ちにくい（耳の後ろなので隠れやすい）
• 採取後の痛みが比較的少ない
• 皮膚が適度な厚みで、自然な仕上がりになりやすい
• 比較的簡単な手技で、ダウンタイムが短め

特徴

• 皮膚の薄い鼻先を補強し、より自然な仕上がりになります。
• プロテーゼや軟骨移植と組み合わせることで、より安定した形を作れます。
• 自己組織を使用するため、生体適合性が高く、異物反応のリスクが低いです。
• 鼻先の赤みや皮膚の薄さによるトラブルを予防できます。
• 耳後方部や臀部（お尻）から真皮を採取し、目的に応じた調整が可能です。